いつもありがとうございます。あくまりーまんです😈
ただいま聖飢魔Ⅱのスペイン語verの5曲を和訳する企画を実施中です🎸
前回はSTAINLESS NIGHTのスペイン語verをお送りしました。
【聖飢魔Ⅱ】スペイン語訳”STAINLESS NIGHT”今回は第三弾で『BAD AGAIN』についてです。
目次
BAD AGAINはサビ以外も全てスペイン語
今までお送りした『HUMANE SOCIETY』と『STAINLESS NIGHT』はサビ部分のみスペイン語で、それ以外は英語詞であるのに対し、『BAD AGAIN』は全てスペイン語です。
【聖飢魔Ⅱ】スペイン語ver5曲の和訳します!5曲のうち、サビ以外もスペイン語になっているのはこの『BAD AGAIN』と第五弾で発信予定の『嵐の予感』の2曲です。
英詞版と西詞版では全然違う
『HUMANE SOCIETY』と『STAINLESS NIGHT』では、主に英詞版を基にしているので、多少構成が違ってもほとんど意味が同じです。一方でこの曲は似ているところも多いのですが、結構違います。
歌詞引用
スペイン語ver…『実録!欧州非常事態宣言』歌詞カードより抜粋
英語ver…『悪魔RELATIVITY』歌詞カードより抜粋
日本語ver…『BAD AGAIN~美しき反逆~』歌詞カードより抜粋
作詞:デーモン小暮(HE.DEMON)
原曲のBAD AGAINの歌詞は含みが多く、初見ではよく意味が分かりません。というか初見じゃなくてもわかりませんよね(笑)
この辺が閣下の歌詞らしいというか、聖飢魔Ⅱのバラードらしいのでそれでいいのですが、英詞・西詞の方が訳したときに意味が分かります。さすがに今回はスペイン語版はグーグル翻訳さんの力をかなり借りたので、どこまで本意に沿っているかは分かりません。。。あまり自信ないですが意味はわかるようになってるかな^^;
話は戻りますが英詞と西詞でもかなり違う点があるので、少し掘り下げていきましょう。
sando pasionがわからない
これいろいろ調べてみましたが、分かりません。グーグル翻訳さんもここだけは『サンドバーニング』とか『サンドの情熱』とわけのわからないことを言ってきます。
だれかスペイン語詳しい人教えてくださいませ。。。
英詞版のタイトルは OVERTURE~BAD AGAIN “TIME TO BE A MAN OF THE WILD”
このタイトルは『REALTIVITY』に沿っていますが、歌詞はロンドン公演版でも同じですので同様のものとして扱います。さて、タイトルは曲を現しますが”TIME TO BE A MAN OF THE WILD”というのがついています。
直訳すると『野生の男になるとき』ですが、そういう意味は原曲にも西詞版にもありません。
英詞版はこの部分をサビの末にもってきているのに対し、原曲は『美しき反逆』をもってきています。
西詞版では『心の反逆者』をもってきています。
HUMANE SOCIETYやSTAINLESS NIGHTの西詞版はどちらかというと原曲より英詞版に沿っているイメージでしたが、この部分を見ると原曲寄りな感じがします。
原曲のタイトルはBAD AGAIN~美しき反逆~
BAD AGAINにはさまざまなバージョンがあり、それにより若干タイトルが違うのですが、小教典時のタイトルには『~美しき反逆~』がついています。これもまたタイトルは曲を現す、ですが、では美しき反逆とはなんでしょうか。これがわからないからこの歌詞がわからないんですよね。
作詞された閣下は以下のような説明をしています。
「青春時代にありがちな野心と周囲の嘲弄、挫折、それらへの反発、憤りを題材とした」
「主題は自分自身でもあり、聴衆でもある」
閣下は悪魔ですが、当然それを明かすまでは世を忍ぶ仮の姿で、つまり人間の恰好をして暮らしていて、当然周りも閣下を『小暮少年』として接していたわけです。悪魔を名乗りだした自分への周りの対応、そしてそれに対し、反発する閣下。そんな背景を歌った歌なわけです。
そうやって考えて歌詞を見てみると、原曲はその辺を名言せず、『美しき反逆』という表現を用いています。『美しい』と『反逆』は普通相反するものとして考えてしまいます。なので大抵初見では意味が分からないわけです。
しかし『自分のやりたいことをやる美しさ』と『マイノリティを排除しようとするものへの反逆』という点は実は非常にマッチしているわけです。
英詞版では”TIME TO BE A MAN OF THE WILD”とすることで表現しにくい『美しき反逆』という意味を使わず、『野生の男になる』=『周りを気にせずありのままに生きる』というニュアンスに変えたのだと思います。
ではなぜ西詞版ではあえて原曲の意味合いを使ったのでしょうか。
聖飢魔Ⅱはマジョリティへのアンチテーゼを提示してきた
これは聖飢魔Ⅱ期間限定再集結『地獄の再審請求』での閣下のご発言(一部抜粋)です。
1990年に小教典『BAD AGAIN~美しき反逆~』が発布されてから約25年後のご発言です。
この発言が収録されている実況録音盤大教典(LIVE音源のCDアルバム)はこちら⇩
同じく活動絵巻教典(DVDとかBlu-rayとか)はこちら⇩
BAD AGAINは全スペイン語にすることで本来の意味がわかる
含みを持たせていた原曲、別の表現で伝わりやすくした英詞版、ドストレートに表現した西詞版、という感じでしょうか。曲としての構成は一緒ですが、改めて西詞版の訳を見ながらこの曲を聴いてほしい。
まとめ
今までの2曲は、構成の間違い探しと歌詞紹介みたいな感じでした。それはほとんど英詞版と西詞版で訳が同じだったからです。しかしBAD AGAINは全然違いました。なので歌詞比較というか、そこから考察して歌詞の本意などを考えてみました。
あくまでも僕の主観が多く入っていますが、皆さんはどのように感じますか?
とにかくこの曲はどのバージョンも閣下の歌のうまさを堪能できますので、絶対に聞いてほしい楽曲です。
ではまた(‘◇’)ゞ
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