【聖飢魔Ⅱ】スペイン語訳”嵐の予感”

嵐の予感スペイン語

こんにちは、あくまりーまんです😈

聖飢魔Ⅱのスペイン語verの5曲を和訳する企画もついに最後の曲となりました。

最後に紹介する曲は『嵐の予感』という曲です。

今まで紹介してきた4曲と比較すると、聖飢魔Ⅱの本活動期間においても再集結においても決して出番の多い曲とは言えません。

どのような曲なのかも含めて少し考察していきたいと思います😎

嵐の予感はどの大教典に収録されているか

1990年(当ブログでは魔暦で表記しない)に発布された第七大教典『有害』の7曲目に収録されました。作詞はデーモン閣下、作曲はルーク参謀です。

その後解散年の1999年に発布された極悪集大成盤『1999 BLACK LIST』の18曲目に収録。19曲目がオオトリのEL DORADOであることを考えると、かなり重要な曲順に選ばれているように思います。

『1999 BLACK LIST』に収録されている曲のうち、所謂初期曲(ソニー在籍時代の曲)は新たに再集録されたものばかりでしたが、嵐の予感だけはリマスタリングになっています。

そして解散後では、実況録音盤である『オールスタンディング処刑』『ICBM OSAKA』『121212』に収録されています。

『ICBM OSAKA』と『121212』は同じミサツアーなのでほぼセトリが同じです。ここを1つとカウントするのが筋ですから、『嵐の予感』は結局以下の大教典に収録されています。

  • 有害(1990:初収録)
  • BLACK LIST(1999:解散前のベスト盤として収録)
  • オールスタンディング処刑(2005:再集結ミサ)
  • ICBM大阪&東京(2010:再集結ミサ)

解散後にも極悪集大成盤2枚・入門教典盤・セルフカバー盤がありますが、いずれにも収録されていません。

ちなみにスペイン語訳企画で紹介したほかの4曲は上記のどれかには収録されていますので、やはり『嵐の予感』は出番が少ないと言わざるを得ません。

そしてこの記事を見ていただいてもわかるように、実況録音盤でも害獣たちの墓場とこの曲はランキング外となります。

【聖飢魔Ⅱ】実況録音盤大教典、収録数ランキング!!

活動絵巻教典はどうか

活動絵巻教典においてはEL DORADOが8枚に収録。BAD AGAINは7枚、STAINLESS NIGHTは5枚、嵐の予感も5枚、害獣たちの墓場が4枚に収録されています。簡単に言うとCDの収録数の割にDVDにはたくさん収録されているという感じですね。

【聖飢魔Ⅱ】ミサ映像収録盤活動絵巻教典、収録数ランキング!!

スペイン公演は『有害』発布後のミサである

1990年に有害を発布し、1991年にロンドンとスペインでの公演を行っています。海外公演ということで、『有害』を宣伝するためのツアーではありませんが、やはり新曲はセトリに入れたいというのが心情としてはあったと思います。

ロンドンでは『有害ロック』を、スペインでは『嵐の予感』をセトリにいれています。

『有害』は収録曲10曲のうち9曲が閣下作詞です。

この9曲のうち6曲が下ネタです笑。海外公演で下ネタがダメとかではありませんが、聖飢魔Ⅱのことを全然知らない人たち相手で悪魔の世界観を崩したらカオスですからね。。。

『有害ロック』『嵐の予感』『THUNDER STORM』から選んだ結果なのでしょう。

いよいよ本題(笑)

前置きが長くなりましたが、ではこの曲のスペイン語版の歌詞や構成はどうなっているのでしょうか。

歌詞引用
スペイン語ver…『実録!欧州非常事態宣言』歌詞カードより抜粋
日本語ver…『有害』歌詞カードより抜粋
作詞:デーモン小暮(HE.DEMON)

今回は英詞版がないので、単純に原曲との比較になります。

この曲は今まで紹介した曲と違い、歌詞の繰り返し部分が全くありません。

しかし西詞版ではHay tantas~no se comprendenの部分が繰り返されています。また曲タイトルである『嵐の予感』という言葉が登場しません。その2点で原曲と違いますが、構成や意味はほぼ原曲通りと言えます。

この曲はロンドン公演でも披露されておらず、また後の英詞セルフカバー盤にも収録されていませんので、他の4曲と違い英詞版が存在しません。BAD AGAINのように全て西詞にしなかったのは、単に西詞にするのが難しかったのかそれとも日本語の美しさや本来の楽曲の歌詞を使いたかったのか分かりません。

prestageかpremonitionか

この曲は活動絵巻教典『実録!欧州非常事態宣言』において”PRESTAGE OF A STORM”という英語タイトルがついています。

しかし2022年にロシアのウクライナ侵攻に対して聖飢魔ⅡはYouTubeでこの曲を使ってメッセージを発信(現在YouTube運営により動画は削除されています。)

そのときのタイトルは”The Premonition of a Storm”と少し違います。

prestageは『前段階』という意味で、premonitionは『予感』という意味です。

もちろん直訳で英単語にあてはめるならpremonitionが適切です。しかしもともとロシア-ウクライナではない戦争に対するメッセージソングなので、状況的に当時はprestageと訳すのが妥当だったのかもしれません。

まとめ

上に書いたとおり、『有害』は下ネタの曲が多く、何が有害なのか直接的に表現している大教典となっています。

一方で『嵐の予感』はぱっと見何が有害か分かりにくく、かくいう僕も最初はとりあえず差し込んだバラード曲という認識でいました。

しかし戦争へのメッセージソングであることを知ったとき、なぜ有害にこれが収録されたのか分かった気がしました。

悪魔の声に耳を傾けない愚かものどもの愚行が本当の有害なのでしょう。

ではまた(‘◇’)ゞ

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA