こんにちは、あくまりーまんです。
今までいくつかの記事で聖飢魔Ⅱのオススメ曲を紹介してきました。
今回はその番外編的な感じで、聖飢魔Ⅱのヴォーカルであるデーモン閣下のソロについてご紹介します。
GIRL’S ROCKシリーズとは
1999年の聖飢魔Ⅱ解散後、構成員は各々の活動に分かれていきます。
・デーモン閣下➡ソロ歌手
・エース長官➡音楽ユニット『face to ace』
・ルーク参謀、ライデン殿下➡バンド『CANTA』
・ゼノン和尚、ライデン殿下➡バンド『RX』
※最終構成員の解散直後のメイン活動を記載。
と、閣下はソロ歌手として活動をします。様々な楽曲を発表していく中、2007年~4年連続で、女性ヴォーカルの楽曲をカバーしたアルバムGIRL’S ROCKシリーズを発表していきます。
これは僕の所感にはなりますが、閣下は低い声も高い声も歌唱の中でうまく使い分けられますので、この女性ヴォーカルカバーは違和感なく楽しめました。さらにそのままカバーしているわけではなくアレンジが相当聞いているので、ただのカバー作品ではなく、悪魔らしさやハードロックさも十分兼ね備えています。
そして今回はGIRL’S ROCKシリーズ全35曲の中から最高にかっこいい6曲をご紹介します。
目次
ヒーロー(Holding Out for a Hero)
元曲はボニー・タイラーのHolding Out for a Hero。それをカバーした麻倉未稀のヒーローのカバーとなります。麻倉未稀より少し前に葛城ユキも同曲のカバーを発表していますが、歌詞が若干違うので、閣下の作品は麻倉未稀のカバーということになっています。『スクール☆ウォーズ』という超有名なドラマの主題歌としても知られていますね。
この曲は元曲とカバー版を見事に組み合わせていて、1番は日本語歌詞メイン、2番以降は英語歌詞がメインになっています。英語歌詞がとにかくかっこいい!閣下の発音がきれいなことは信者間では有名ですが、存分に発揮されています。序盤中盤終盤と閣下のシャウトもあります。
終始ギターリフが元曲よりハードロック調になっていることが閣下の世界観とマッチしていてかっこいい。
私は風~私は嵐
この曲はカバーでありながらオリジナルともいえます。カルメンマキ&OZの『私は風』とSHOW-YAの『私は嵐』をドッキングしてひとつの曲として誕生させています。
閣下はこの曲と『限界LOVERS』の2曲、SHOW-YAの楽曲をカバーしています。もともと僕はSHOW-YAの楽曲は『限界LOVERS』しか知らなかったのですが、この曲を聞いてから彼女たちの魅力を知りました。
なので元曲からかっこいいんですよね。ただ、そこに『私は風』が入ることで完全に別の曲と言っても過言ではない作品となっています。静かな曲『私は風』から雷が轟き、嵐になっていく。嵐部分は元曲より相当速い演奏ですが、閣下の歌声はSHOW-YAよりもある意味女性らしく(笑)風部分からちゃんとつながった曲であることがわかります。
静から動へとそして終盤また静から動へと推移します。ギターソロをはじめとした楽器の弾き分け、閣下の歌い分けが秀逸な1曲です。
PIECE OF MY WISH
元曲は今井美樹。元曲は全然ロックではありません笑。歌詞も全然ロックではありません。そもそもギターじゃなくてピアノ演奏メインですから^^;
だけどそれをロックに変えてしまうのがGIRL’S ROCKシリーズであり、悪魔の所業なわけです。
元曲1.5倍速度で聞いたら、閣下のカバーと同じくらいになりました笑。
今井美樹ファンがデーモン閣下を聞くかどうかわかりませんが、元曲と違いすぎて怒られそうです。しかし閣下信者側からすると、この作品は素晴らしい楽曲だと言えます。
この曲は歌詞はメッセージ性が強く、悪魔教の考えに通じます。
『つらいことがあってもそれが力になる。』
『自分のことを信じて。』
『周りも勇気づけてくれるけど最後は自分次第。』
そんなメッセージを元曲ではしっとり可憐に、閣下は激しく強気で伝えてくれています。
RASPBERRY DREAM
REBECCAが元曲のアーティストです。先程のPIECE OF MY WISHはスローテンポの曲をハードロック調にアレンジしていましたが、今回はその逆です。REBECCAの元曲の方がロック調で、閣下のカバーはスローテンポ調でより聞かせる曲となっております。
閣下はもともとHR/HMよりも歌謡曲の方が得意なので、こういったしっかり聞かせる曲は本領発揮していますね。
まさに悪魔が魅せる曲。
余談ですが、2011年のTribute to JAPANという聖飢魔Ⅱ再集結イベントで、REBECCAのボーカルNOKKOがゲスト出演しました。その時、演奏したのがRASPBERRY DREAMでした。閣下のカバー発表から数年後のコラボで信者大歓喜だったことは確かです。
熱くなれ
大黒摩季の名曲です。GIRL’S ROCKシリーズでは唯一シングルを先行発売しています。シングルとアルバムで構成が違う作品となっています。
元曲が相当かっこいいので特に説明不要です。よりHR/HM調になっており、閣下の歌唱力が堪能できます。
歌詞をちゃんと変えているところが真面目です笑
『正義が社会を救えないなら悪しかないでしょ』
DEPARTURES
globeの名曲です。歌詞の構成を大きく変更しロック調に変えています。
超ラブソングですが、歌詞を減らし構成を変えることでラブソング要素は少し軽減されているように思います。
それでも夢とか愛とか歌いまくるので、閣下がそう歌うの苦手だという人はいるかもしれませんね。
しかし本当にかっこいい曲に仕上がっているので、割り切って楽しんでほしいです。
まとめ
このGIRL’S ROCKシリーズ以降、閣下のイメージが変わったという人もいるのではないでしょうか。細かいところは省略しますが、今回の作品のアレンジは閣下自身相当力を入れて参加されています。
よってヴォーカリストとしてのデーモン閣下のすごさを堪能してほしいことはもちろんですが、広い意味でミュージシャンとしての閣下の力量を知ってもらえたらと思います。
今回の6選はできるだけ4作目のGIRL’S ROCK Bestの楽曲以外からも選ぶようにしています。
ただBestはもちろんいい曲が沢山収録されていますので、ぜひ聞いてほしい!!
ではまた(‘◇’)ゞ