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悪魔からのメッセージは自力本願の表れ
聖飢魔Ⅱといえば蠟人形の館がデビュー曲であり、代名詞ともいえる楽曲。
しかし一番最初の聖飢魔Ⅱ記事で書いたとおり、己の道は己で切り開けというのが考え方。
それを分かりやすくするために、『言う事聞かないと恐ろしい悪魔が悪さするぞ』というメッセージが大きなテーマのように私は解釈しています。
より多くの人間に知らしめるためか、売り上げのためか、世の中のニーズのためかは、つくりたいまたは歌いたい音楽性の問題かわかりませんが、恐ろしい悪魔や怖いものが出てこない、単純にかっこよくてメッセージ性の強い曲もたくさんあります。
いずれにしても自力本願のメッセージがあることに変わりありませんが。
今回はそんな超かっこいいメッセージソング6選をお届け!ランキングではありませんので順不同です。かつ完全好みと独断です笑
あと全6回といいながらそれぞれ前半後半に分けます。。。
EL DORADO
※バージョンによりいくつかの表記があります。
スペイン語でEL DORADOは黄金郷を意味します。
スペイン語で el は定冠詞、doradoは黄金を表します。なので英語に直すとthe golden。
大航海時代の伝説からel doradoで黄金郷という意味が普及したようです。
冒頭にメッセージはいたってシンプル。『黄金郷に行きたければ待ってても無理だ。自らの足でたどり着け』というまさに行動を起こせという歌詞です。おどろおどろしくはありませんが、まるで絵にかいたような黄金の城が見える様な歌詞で、非現実的な世界観がまた悪魔らしい部分です。
この曲は聖飢魔Ⅱが本活動を始める前に、聖飢魔Ⅱ構成員がやっていたアマチュアバンド『紫馬肥』時代の楽曲です。
聖飢魔Ⅱの3枚目のアルバムに収録されて以降シングルカットされたり、ベスト盤に収録されるなどスタジオ収録だけでも5バージョン存在します。
そしていつしかミサでの定番曲となりましたが、実は3枚目のアルバムに収録した理由は、、、、
詳しくはwikipediaを笑
https://ja.wikipedia.org/wiki/EL._DORADO
引用:wikipedia
個人的にかっこいいのはルーク篁参謀のギターソロと、閣下の歌手としての実力がわかる音域の広さ、そしてミサでは演奏に入る前のお言葉と最後のシャウトがもう涙でそうです。
実際解散3DAYSでも最後の曲として演奏され、信者はもちろん、スタッフも泣いてましたね。
デーモン閣下はじめ構成員全員の目に涙が浮かんでたように思います。まあこのとき私まだ信者でなかったですが笑
CENTURY OF THE RAISING ARMS
直訳すると、『腕を掲げる世紀』。メッセージ性が高い楽曲としてリストインしました。
ただ、『なんの歌なん?』って初見だとそう思うかもしれません。聖飢魔Ⅱファンであれば、作詞された閣下が何を伝えたいのかよくわかるのではないでしょうか。
この楽曲は本活動時最後のオリジナル大教典『LIVING LEGEND』に収録されました。
最後の大教典で生きた伝説と名付けたのはさすがですが、この曲ではその生きた伝説になる過程でのいろんな想いがのっているように思います。
私は解散後信者なのでこの楽曲がどれだけミサで演じられたか分かりませんが、解散年の10月にこのアルバムが出たことからほとんどミサで演じられないまま解散を迎えたのでしょう。解散ミサでは演奏されましたが、残念ながら、歌詞を間違える閣下、我関せずで正しい歌詞でコーラスをする長官。レア曲なんだからともどかしい思いをしながら、これも聖飢魔Ⅱだなと思うところです。
メッセージ性の強い歌詞もそうですが、エース長官が作る楽曲は最高にメロディアスで官能的で、その代表ともいえる作品と思います。
真昼の月~MOON AT MID DAY~
悪魔なのに真昼の月??という感じですね。ただ夜の月だったらなんか怖いでしょ?というか聖飢魔Ⅱにはもうひとつ『満月の夜』という悪魔らしいおどろおどろしさ満点の曲があります。
この真昼の月の歌詞を要約すると、
『道が分からなくなったら真昼の月が照らしてくれる。幸せも絶望も全部見てるよ。上を向いて歩こうぜ』って感じです。
なぜ夜の月でも太陽でもないかというと、それらって明らかに照らしてるでしょ?真昼の月ってよく探さないと見えないですよね。見えなくても、気付かれなくてもちゃんと見てるからねってことなんですね。多分。
こういう歌詞ってね、よくありますよ。例えば、あっちの世界の大切な人が見守ってくれるよとか、離れてても気持ちは一緒だよとか。気付いてないかもしれないけど誰かが応援してくれてるよとかね。
でもそれってみんなに当てはまらないし、特にあっちの世界どうこうって完全聖飢魔Ⅱの考えと反対でしょ?
だから真昼の月なんですよ。だって月が見てるからなんなん?ですよね。結局月はどうだっていいんです。
下向いて歩いて逃げてても隠れていても大きな月からは逃げれない。だからいいことも悪いことも受け止めて、ちょっとだけ明るくしてあげるから、見えない月を探せるくらい上を向いて進めってことなんですよ。
はい、ちょっと言葉下手ですけど、私なりの解釈です。
後半へ続く。。。
ほんとはですね、6曲全部一気にすすめたいんですよ、出し惜しみしてるわけではないんですが。。。
ちょっと思ってたより時間がかかるので、前後半にわけさせてください。
後編はこちらから⇩
お読みいただきありがとうございます。
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ではまた(‘◇’)ゞ